鼻呼吸と口呼吸の歯並びの影響
2023/12/15
鼻呼吸と口呼吸のお話
鼻呼吸は健康の基本でもあります。人は本来、鼻呼吸ですが日本人の多くは口呼吸をしていることが多いようです。
口呼吸をすることによって冷たい乾いた空気や異物だらけの空気が直接、喉にはいることで病原体が繁殖しやすい状態になります。つまり、病原菌に対して無防備になってしまいます。
逆に鼻呼吸は病原菌に対して優れた防衛をする呼吸方法です。鼻から入った空気は鼻毛で花粉や埃をブロックし鼻腔粘膜の粘液でウィルスや細菌などの異物を取り除いてくれます。
この呼吸法の違いによって歯並びにも影響が出てきます。
成長期に口呼吸をしていると顎の成長に悪影響を及ぼすことがあります。下顎の成長が悪くなって上顎前突(出っ歯)や開咬(前歯が咬めない)といった咬み合わせのズレが生じます。
では口呼吸を改善するためにはどうすればよいか?
大人の方が、お鼻が悪いのであれば治療が必要です。アレルギー性の疾患、副鼻腔の構造的な問題などがあげられます。構造上の問題であれば日帰りの30分ほどの手術(耳鼻科)で治すことも可能です。または、鼻づまりの軽減策として、鼻洗浄や塩水スプレーの使用があります。
鼻呼吸の訓練として赤ちゃんの時期に、おしゃぶりをすることによって鼻呼吸法を促すことができます。成長期に鼻呼吸であれば顎の成長が自然に促されます。
しかし日本では、おしゃぶりを使うと出っ歯になるよ!と言われて使用しないケースが多いようです。確かに長期間使用することによって歯並びが悪くなることがありますが正しく使用することによって、おしゃぶりにも効果やメリットがたくさんあります。
おしゃぶりを日常的に使うのは、おおむね1歳頃までです。遅くても2歳~2歳半には卒業を目指す必要があります。使用する期間に注意すればメリットが多いと思います。
歯並びに影響がでてくるのは1歳6ヶ月を過ぎた頃からです。歯の出る時期は個人差がありますが2歳6ヶ月頃までにおしゃぶりを卒業すれば問題はないと思います。
2歳以降、おしゃぶりを使用の子どもは約半数の子どもが開咬や上顎突出(口ゴボ、出っ歯)になる可能性が高いと思います。
おしゃぶりをすることにより、口が塞がれ鼻で呼吸をせざるを得なくなるので、自然と鼻呼吸が身に付きます。
よって歯並びに影響を及ぼす1歳6ヶ月頃まででれあればおしゃぶりをすることで自然と鼻呼吸が身に付きます。
鼻呼吸が身に付くと歯並び、特に顎の成長の影響も少ないと思われます。
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