小児矯正【出っ歯編1】子供の歯並びが気になる親御様へ

赤ちゃんとお母さん

当院は、小さなお子様をお持ちのファミリー層が多い千葉市緑区・おゆみ野に医院を構えていることもあり、お子様連れで来院される方が多くいらっしゃいます。虫歯予防や虫歯治療のご相談はもちろんですが、お子様の歯並びや矯正治療に関するご相談も多くいただきます。今回は子供の歯並び、なかでも「出っ歯」にフォーカスして、治療法などをご説明していきます。

「子供の歯並びが心配・・・」
「矯正治療を受けさせたほうがいいのかな・・・」
「抜歯することになったら、かわいそう・・・」

このような不安をお持ちの親御さんは、ぜひ最後までお付き合いください。

出っ歯を放っておいてはいけません!

出っ歯

出っ歯というと、上の前歯が突き出ている状態をイメージされる方が多いと思いますが、下あごが引っ込んでいる場合も上の前歯が出ているように見え、出っ歯の一種とされています。

出っ歯は口元にしまりがなく見えるため、見た目の面で悩みの種になってしまいますが、悪影響はそれだけではありません。出っ歯には、以下のようにたくさんのデメリットがあるのです。

  • 転んだときに前歯が折れやすい
  • 前歯でうまく噛み切れないため、よく噛まずに飲み込む癖がつき、胃腸に負担がかかる
  • 前歯でうまく噛み切れないため、あごをずらして噛む癖がつき、顎関節症になりやすくなる
  • 口が閉じにくいため歯ぐきが乾燥し、歯周病になりやすくなる
  • 息が漏れやすいため、発音が聞き取りにくくなる場合がある

出っ歯を放っておいて、お子様のためになることは一つもありません。お子様の出っ歯を心配されている方は、一度、矯正治療の相談を受けてみるのがいいでしょう。

子供の出っ歯を治すのに抜歯は必要?

子供の矯正治療に対する考え方は、医院やドクターによって様々です。ワイヤーを使って前歯だけを整える歯医者さんもありますが、結局、骨格が成長してくると歯並びが乱れてきて、再び矯正治療をすることになってしまいます。そして、その際の治療ではほとんどの場合、抜歯が必要になります。

子供

私たちにとって「歯」というのは、一生の財産になるかけがえのないものです。たとえ1本でも失ってしまうと、計り知れないマイナスになります。お子様に生涯の財産を残してあげるのは、親御さんの大切な役目ではないでしょうか。

小児矯正では、安易に歯を抜いてしまう歯医者さんもありますが、私はちょっと賛成できません。なぜなら、小さいうちに「咬合誘導」をしておけば、将来、抜歯をするリスクを大幅に下げられるからです。

歯を抜かないで矯正できる!?咬合誘導とは?

咬合誘導とは、あごの成長をコントロールしながら、正しい位置に永久歯を誘導することです。永久歯が生えそろうまでに咬合誘導を行うと、理想的な歯並び・噛み合わせに導くことができます。

特に親御さんに知っておいていただきたいのは、咬合誘導を行うことによって、将来的に矯正が必要になったとしても、歯を抜かないで済む「非抜歯矯正」の可能性が高まることです。小学生くらいから咬合誘導を行えば、将来、矯正する際の非抜歯率はかなり低くなります。

咬合誘導に用いる装置としては、拡大床装置やリンガルアーチ、ムーシールドといったものがありますが、特に出っ歯の改善に有効なのが「機能的矯正装置(バイオネーター)」と呼ばれるものです。次回のコラムでは、機能的矯正装置についてご紹介したいと思います。

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